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人生、熱く生きたもん勝ち。悩んだらやれ。思い立ったらやれ。すぐに実行せよ。情熱的な人生。喜怒哀楽がある人生。それってなんかよくない? トップ写真は私が撮影したもの。
by lovelygken
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3月25日 日経新聞 1面 フジ、新たな防衛策

 お疲れ様です!
 元気にやってまっかぁ!?
 本日、最後のシーズンとなるであろう新潟へ行きます!

 さて、「社長的新聞」です。

 merry-jeneさんも気になる、ライブドアの動向。
 いよいよクライマックスが近づいてきました。
 
 目には目を 歯には歯を

 この新聞の内容を読み、そう思った。
 資産は株主のものだということは、前回「社長的考え」で述べた。(ライブドア2
 そして重要な資産の売却については、株主の了解を得ないとダメだということも述べた。
 今回のSBIとニッポン放送は、この法律の盲点をついた。

 ライブドアが法律の盲点をついてくるなら、こっちも。
 目には目を 歯には歯をなのである。

 重要な資産の「売却」をニッポン放送はしていない。
 「貸して」いるのである。
 これが今回のポイントでしょう。
 ニッポン放送は、SBIにニッポン放送が持っているフジテレビ株を貸す。
 しかも株主としての権利の一つ、議決権つきで。

 議決権つきでSBIが借りるということは、実質の保有者とみなされる。
 株主としての発言ができるSBIは実質の筆頭大株主となり、影響力が非常に大きい。
 一方でニッポン放送の買収を通して、フジテレビを狙っていたライブドアには誤算だ。
 数百億円のお金を使って、買収。
 しかしながら一番肝心のフジテレビが手中にならないということは、
 今回の計画はほぼ無意味になる。

 ニッポン放送の子会社ポニーキャニオン等が持っているコンテンツはあるが、
 堀江氏が大体的に言っていたのは、「ネットとメディアの融合」。
 これは誰が聞いてもわかるように、
 決してニッポン放送のラジオというメディアのことを意味しているのではない。
 関連会社であった、フジテレビのテレビのことだ。

 さらに追い討ちをかけるように、ニッポン放送は上場廃止基準を満たしている。
 そこでライブドアはフジテレビに上場廃止しないよう、
 一緒に考えましょうと呼びかけていた。
 しかし今回のSBIとフジグループの提携により、話が変わる。
 よって、今後上場廃止となる可能性が高い

 さらにさらにSBIの親会社がソフトバンク。
 ソフトバンクといえば、ヤフー。
 現在ソフトバンクはヤフーの筆頭大株主。
 一番初めの「社長的新聞」のライブドアの最後でも述べたが、
 やってくれた。

 ヤフーとフジのメディア連合が実際に実現できる。

 これこそ、ライブドアの夢をぶち壊すネタだ。
 さらにさらにさらに、今回のSBIとの提携でベンチャーキャピタルの新会社を設立。
 総額200億円の現金がこの会社に入る。
 これは上場・非上場会社に拘らず、出資や買収をするための資金。

 やろうと思えばこのお金を使って、
 ライブドアを買収もしくはフジテレビの株式を買うこともできる。


 ライブドアを叩き潰したいのであれば、

 ・ニッポン放送を上場廃止に追い込む
  → ライブドアの業績悪化

 ・ヤフーとフジの提携
  → ライブドアの夢が砕ける

 ・新会社でフジテレビの株式を購入
  → ライブドアの支配回避
  (法律的に曖昧かもしれないが...)

 ライブドアとしては、貸し株に対して訴訟を検討、フジテレビの株式買付を検討等・・・
 が、問題は果たして堀江氏が孫氏・北尾氏に牙を向けるかどうかだ。
 金融業界で泣く子も黙ると言われる北尾氏。
 堀江氏も金融に強いが、本家の北尾氏には勝てまい。

 結局は、スジを通さなかった堀江氏がダメということ。
 これがスジを通していたら逆にお助け船が出ていたかもしれない。
 法律も、会社も、スポーツも、恋愛も全ては人。

 これ以上のウルトラQがあるかは、わからんが、
 野球業界に続いて、ライブドアは完敗になる日は近いのかもしれない。
 

by lovelygken | 2005-03-25 15:32 | 社長的新聞
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